『倫敦夜啼鶯』 感想
『倫敦夜啼鶯』 著:夢乃咲実/イラスト:八千代ハル
≪あらすじ≫
ルーイは弟分のサミィの面倒を見ながらその日暮らしをする孤児。仕事で過分なチップを支払った紳士に返金を申し出たルーイは、歌うことを条件にその紳士、ドクター・ハクスリー宅に住み込むことに。不眠を患うドクターは、ルーイがサミィに歌った子守唄で安眠を得られたのだという。優しく温かい人柄の一方で生活力に難ありなドクターの身の回りの世話をし、夜は記憶の片隅にある歌を歌う。やがてその歌声は周囲の耳目を集めることになるが、孤児時代の自分を知られたくない思いやドクターへの想いでルーイは葛藤することに…。
★ここからネタバレにお気を付けください。
自分の大好きな健気受けとスパダリ攻めの子育てBLです。
ルーイが健気にも貧しい暮らしでもサミィのために頑張る姿と、なんといってもサミィの可愛さがよき作品です!
サミィは孤児院でいじめられていた影響でしゃべれないのですが、八千代先生のイラストが素晴らしく、それだけでサミィの可愛さに悶絶できます。
ルーイとサミィ、二人を大人の包容力ですくってくれるドクター、三人のあたたかく微笑ましい家庭が想像できてほっこりする作品です。